dmachiの日記

読書メモなどです。

2019-09-09から1日間の記事一覧

『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』感想

2002年橋本治著。三島由紀夫をめぐる論が初めから終わりまで続く。理路は明快とはいえ、その全体をきちんと読んで理解することからして僕には難しく、ただところどころにある著者の論旨をまとめる言い回しが印象に残った。例えば、「『仮面の告白』の「私」…