2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧
1998年茂木健一郎著。あとがきに著者自身が書くように、等身大の思いにあふれたエッセイ。だからなのか何なのか、びっくりするようなことが書かれてあるというわけではなかった。思いと共に書かれてあるものへの感受性が低いのかもしれないけれど。しかし著…
2007年橋本治著。著者は小林秀雄論というよりは、小林秀雄の思想を必要とした時代や人々に関心があるという。そのために『本居宣長』のテキストを中心にして、そのテキストや小林秀雄を読解していく。一言でいえば彼の思想は、「読むに値する本を読め」だと…
2001年内田樹著。戦争や性、語り口の問題、物語の周辺についての論考集。書かれてあるのは、解説にあるが、極端でないものの考え方による論。極端でない考え方でいかに物事を理解できるのかというようなもの。でも極端でない考え方ながら徹底的に物事に切り…